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構成要素
・両者雌だてさな













少女の部屋。
にしては物が少なく、の、割にはなんとなく整然さが無い、そんな粗野とも言える部屋に、似付かわしくない甘い息遣い。


「はぁ…はぁ、はぁあ…」

部屋の主、幸村は、しどけなく乱れた制服に、脱げきらない下着を足首に引っかけたまま、よく成長した胸を上下させていた。


彼女の横たわる布団には、もう一人の少女が座っていた。
幸村の少し開いた長く豊かな脚の間、胡坐で幸村を見つめながら、指先を弄ぶ。
その指の先には、粘ついた白濁のものが糸を引く。
指を合わせたり離したり。
そうすればそれは、小さな水音を立てた。


「なぁ、中でイくのって、どんなかんじなんだ?」


ちゅっ
指を口に含みながら、少女は寝そべり息を乱す彼女にのしかかった。


「…え…」
「こんなびちょびちょにするくらいイイんだろ?な、教えろよ」

体と体を密着させ、ずり上がり、幸村の下唇に甘く噛み付く。

「ふ…ぅ…!」
「なぁ…子宮のいりぐちぐりぐりされてイくのって…どんなの…?」

幸村に覆いかぶさる、彼女よりも一回り小柄な少女は、さっきまで舐めていた指先を脚の間に忍ばせた。

「ぁっ…!」

幸村はビクつき、脚を閉じる。
少女の制服は乱れなく、片や乱れた幸村の、むき出しの乳首にかたい布地がこすれる。

「あん、だめで…ござるぅ…まさむねどのぉお、」

「答えてよ幸村、じゃなきゃまたぐりぐりするぞ」

「はぅ…!」


先程達したばかりのそこは、中指を少し押しつけるだけで沈む。
きれいに切られた、形の良い爪先が、卑猥に濡れそぼる、赤く色付く縦裂に飲み込まれていく。

「なか…まだぴくぴくしてる…」

政宗と呼ばれた少女は、甘い吐息をはきながら、目の前の幸村のまろやかなあごにちゅ、と吸い付いた。

「や…だめぇ…ぅ…」

「ほら…今入れたばっかなのにもう狭くなってきた……っと、」
「ぁ!!」

指先が何かに触れる。
締まりつつある肉を割り、政宗の指先が突いたのは、幸村のいちばんの鳴き所、子宮口だった。

「あ…そこだめ、さっき、…った…ばかりなの…にっ!ア!」
「おれ、中でイったことないからさ…なぁ…おしえて…?」

「ぁ、はぁ…はっ、!そこ…あッ!あん、その…ぃあ…!そう、そこぐりぐり…ぁああん!」
「ここ、ぐりぐりされると、どんなかんじ?」

政宗は、幸村の言う「そこ」を指先で刺激してやる。
途端に幸村の腰が跳ねる。指先にぬるついた感覚が増す。

「あッ、あッ…ぐ、ぐりぐりされ…とぉ…はん!腰、ぞくぞくぅ、する」
「うん…それで?」
「で…はぁ…はぁああ…くる…の…」
「くる?何がくるんだ?」
政宗は体を少し下にずらし、淫靡に片方だけむき出しの乳首に吸い付いた。

「あふっ……!」

そこは心なしか、甘い。
政宗はいつも、舌に感じるその甘さに、何故か泣きそうになる。

「ふふっ…すっげえ締まった…」

顔を上げて幸村に教えてやる。
幸村は嫌々と首を力なく振って、目は瞑られ、眉は切なげに寄せられている。

政宗は瞳を潤ませ、笑った。

「ぁ…っは、はら…の、あはぁっ…おくから…きもち……の、ぁ…くるっ、からぁ!」

震える手が、政宗の手に重ねられる。

「ふぅん…」

こりこりと、充血し、硬くなった子壺の口を弄っていた指先をふと止めた。

「ぇ…」

すると、切なく眇められた瞳が、政宗を見る。

「でもアンタは、こうした方が感じるだろう?」

前後に口の窪みを刺激していた指を、こんどはゆるゆるとそのまわりを、輪を描くように動かした。

「――――――――ぁ!」
途端硬直する体。
仰け反る喉は真っ白だが、一つだけ赤い斑点。
政宗はにやりと、満足げな顔をした。

「これ、すきだろ?」

「はっ、はっ、はぁあああ!すき、すきっ…!!」

「どんどんぬるぬるして、せまくなる…やらしい…ゆきむら、やらしー…」

「あッ!あ!あ!、!、!いく!い…ぁ――――――――――!」

ひくん!と仰け反る幸村の胸の上で、乳房もぷるんと揺れる。
息を詰め、痙攣するたび、震える乳首は政宗を誘った。


「きゃ!」


欲に逆らわずに吸い付いた。
さっきよりも甘い。
空いた手を腰に回し、密着する。
胸元に顔を埋めれば、激しく打つ心臓の音と、甘やかな幸村の香り。
右の中指と薬指は悦ぶように痙攣する、暖かな幸村の中。


「幸村、すき…」


幸村の胸に額をつける政宗の瞳から、涙がひとつ、零れた。





おしまい
20110528


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